【感想】マンゴーの樹の下で〜ルソン島、戦火の約束〜

2019年08月08日(木曜日)に、令和初の終戦の日関連『特集ドラマ』として、NHK総合テレビで放送されたテレビドラマ(73分版)。

08月21日(水曜日)の夜21時00分~、BSプレミアムで、89分版が放送予定。08月24日(土曜日)の夜19時00分~、BS4Kで、89分版が放送予定のようだ。

キャスト


奥田凛子役=岸惠子さん

奥田凛子役(フィリピン在住時、商社のタイピスト)=清原果耶さん

日下部綾役=渡辺美佐子さん

日下部綾役(フィリピン在住時・日本人の父とフィリピン人の母の間に生まれた日系二世)=山口まゆさん

田宮蓮司役=伊東四朗さん

...他...

あらすじ


太平洋戦争中、日本からフィリピンへと、商社のタイピストとして、渡った奥田凛子。

職場で出逢ったのが、日本人の父とフィリピン人の母の間に生まれた日系二世である、日下部綾。

日下部綾は奥田凛子に対して、憧れを抱いていた。そうして親しくなった、ある日。


1944年(昭和19年)第二次世界大戦後期、フィリピン奪回を目指す連合国軍と、防衛する日本軍との間で行われた戦闘が始まり、一変した。

奥田凛子は帰国の術を失った。そのような民間の日本人女性が6000人以上いた。

軍の指示に従い、ルソン島内を北へと向かうが、多くはその旅の途中で命を落とす。


2人の運命的ともいえる友情、過酷な状況で生きた実体験をもとに描かれた内容。

こちら→『フィリピンの戦い』

感想


私にはフィリピン人の親戚が2人いて、その2人からフィリピンには、顔も名前も知らない親戚達がいる。

そのようなこともあり、東日本大震災前、福島県での暮らしの中で、最も親しかったフィリピン人の友達がいた。彼女は現在、フィリピンにいる。


彼女と私は、このテレビドラマの2人と同様に、職場で出逢った。


先に彼女が働いていて、私の通勤初日、開かない事務所のドアに困っていたら、彼女が気付いて開けてくれた。

他の日本人達は見て見ぬふり。地方の職場にしては、人間関係がそれほどない、あっさりした職場だったのだ(汗)

その後から、顔を合わせると、話したい様子の彼女に、私は気付いていた。

通勤中、私が横断歩道を渡った後、私の姿を発見した彼女。焦っている感じで歩行者用押ボタンを連打していたから(笑)

面白いので、わざと気付いてないふりをして、ゆっくり歩きつつ待った私。その時、私にフィリピンの親戚がいることを伝えた。

日本人の友達が欲しかった彼女、やっと気楽に自分を解ってくれる日本人を見つけて、「この日本人なら大丈夫。仲良くなれる!」そう思ったそうだ。


フィリピン在住時の日下部綾役である山口まゆさん。

髪型や、いつもニコニコしているような表情が、彼女に似ていたので、余計に重ねて見てしまった。

もしも彼女が帰国せず、ずぅ~っと日本で暮らしていたら、いつかは2人のようになっていたかもしれないなぁ~と思った。実際そんな話をしていたのだ。

私「いつか2人で暮らそうか♪」

彼女「いいね!楽しそう!暮らそう♪」

...と...

「お互いの男(主人)を捨てて?」「お互いの男(旦那)が死んだら?」という会話(笑)

その頃には友達というよりも、家族や親戚、姉妹のような感じだったのだ。言葉を使わなくとも、お互いの気持ちが解る状態である。


日本人からするとフィリピン人は、比較的、日本や日本人に対して、友好的なイメージがあると思う。

...しかし...

私は彼女と出逢って、フィリピンにも日本や日本人を嫌っている人達がいることを知った。

昔の戦争などが関係していることは教えてもらったが、私はフィリピンで何があったのか、あまりにも無知だったため、軽く捉えてしまっていた。

このテレビドラマを見れば、少しは解るかもしれないと思ったので、見てみた。


その感想だが、台湾の時と似たような状況があったんだろうと、映画『セデック・バレ』を思い出した。

実際は、もっともっと、残虐だったに違いない。昔の日本人は、先住民的な暮らしをしている人達を見下す傾向だった。(現代日本人にも、そういう人間がいるかもしれないが)

当時のフィリピン人達に対しても、同じように見下す傾向だったのだろうというのは、だいたい想像がつく。

勿論、全員ではないだろうから、友好的な関係も持つ中で、である。

そのようなことが昔の台湾やフィリピンで起きていたなんて、現代日本人は知りもしない現実。それもどうなのだろうか。


韓国からは、よく過去の戦争などに関して、謝罪要求をされるが、台湾やフィリピンからはされない。

だから現代日本人は、韓国に対しては『反日』、台湾やフィリピンに対しては『親日』と思い込んでいる部分がある。

マスコミも海外の有名人などが来日すると、決まって必ず『親日』と付ける。反日と判明すると『反日』と付ける。

そのため、そうして国民も洗脳されているのだ。このような報道は、情けなくもあり、気持ち悪い。

反日の人間や国に対しては嫌う日本人が増え、親日の人間や国に対しては好感を持つ日本人が増えるのだから。

実に馬鹿げている。


実際は、韓国にも日本や日本人を好きな人達もいる。特に40代以下の若い人達には友好的な人達がいる傾向である。

世界から見たら、日本や日本人を知らない人もいるし、日本や日本人が嫌われてもいたりするし、アジア人じたいが外見や性格も含めて見下されてもいたりする(汗)

そういった部分は知らなくていいのか?それでいいのだろうか?それでは駄目なのではないか?

プラスの部分もマイナスの部分も、キチンと知るべきだ。


昔の日本が、他国に対して、どれほど酷いことをしてきたのか。その事実から目をそむけてはいけない。そして、当然だが、忘れてはいけない。

日本は原爆を落とされた。確かに、それは非常に酷いことであった。

...ただ...

そうなるまでの日本の状態に問題はなかったのか?そのような仕打ちをされる原因があったのではないか?と思う部分もあるのである。

それも含めて、事実は事実として、忘れてはいけない。そして二度と同じことを繰り返してはいけないし、繰り返させてはいけないのだ。


とにかく戦争やテロは絶対にNOだ!


最後に、田宮蓮司の良い台詞。

「人が生きる場所は、国でもない、土地でもない、人なんだよ」

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